『パイカン』・・
やはり僕が、幼き頃の話になります・・・
遠洋漁業の船乗りであった父が、
寄港先の外国から買ってくるお土産に
『パイカン』
があった・・・
『パイカン』って言うのは・・・
気仙沼人なら分かると思うけど・・・
『パイナップルの缶詰』の事・・・
略して『パイ缶』ね!!
パイナップルって、今では結構ポピュラーな食べ物になっているけれど・・・
僕が10歳位の頃(35年位前)は、
パイナップルって高級な果物だった様な気がする・・・
最近は、パイナップルを食べなくなってしまったし、
高級感も無くなってしまったけど、
当時、
父が持ってくるお土産の『パイ缶』を開けるのが楽しみだったなぁ~
メーカーまでは覚えていないけど、
パイナップルが浸かってる汁がたまらなく美味かった・・・
一人で『パイ缶』を食べちゃった事も有ったな・・・
今考えると、あれが普通の家の事だと思っていた・・・
本当に贅沢な子供だったな・・・
久しぶりに『パイ缶』を買ってきて、
あの頃を思い出しながら、缶きりで開けて食べて見たいな・・・
うん、
泣いてしまうかもしれないな・・・