気仙沼伝説・・・『あざら』

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 気仙沼の代表的な郷土料理に『あざら』がある・・・



 発酵が進んで酸っぱくなり始めた白菜の古漬けとメヌケ(アコウダイ)などの魚と

 そのあらを粕で煮込んだ、宮城県の郷土料理。

 メヌケは底曳網や延縄で漁獲される真っ赤な魚で、深海に生息し、

 あげたときに水圧の関係で目が飛び出す為「メヌケ」と呼ばれます。






 この『あざら』の名前の由来には、



 ★『あじゃら』という古語がなまって、あざらになったという説。

  あじゃらとは、「乱暴」「手荒」なことを指す言葉。

  残り物で豪快に料理した様子から付けられたということだろうか!?


 ★高僧の「阿闍梨」(あじゃり)から来ているという説。

  その昔、気仙沼の修験寺にいた阿闍梨様があざらを作り、振る舞ってくれたというもの。




 があるが、こんな伝説も残っている・・・






 気仙沼伝説・・・『あざら』・・・


 その昔、気仙沼の近郷付近に『あじゃら仁助』と言う怪力男が住んで居た・・・


 太田山から九条の羽黒神社や近郷から愛宕山の権現様まで

 100貫もの手水鉢と石灯籠を何なく担いで登ったり、


 夫婦喧嘩の末、子供を押し潰して「おひつ」に入れ、

 押入れに押し込んで置いたという・・・


 この『あじゃら仁助』の粗暴から、その野性味豊かな料理を


  『あじゃら』→『あざら』


 と、呼ぶようになったと言う・・・




 追記



 最近は、

 この伝統的な料理である『あざら』を見なくなりましたし、

 『気仙沼ジャンさん』も、何時食べたか思い出せません・・・