熊谷達也!

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 作家 熊谷達也さんの事は、「邂逅の森」で直木賞を受賞した時初めて知りました。

 なぜ、気仙沼の書庫に熊谷さんの事を書いたかと言うと、熊谷さんが以前、気仙沼中学校で教師をしていたのを知ったからで、「山背郷」の中に知ってる地名や「漂泊の牙」でニッポンオオカミの秘密を気仙沼の人が握っている・・・なんて・・・書いてあったから。

 でも、気仙沼出身じゃないんだよなぁ・・・

 「邂逅の森」では、マタギの世界を書いていますが、マタギに関しては幼い頃、漫画家矢口高雄さんの「マタギ列伝」「ニッポン博物誌」を読んで下地が出来ていたので無理なく読む事が出来、また、以前 作家 志茂田景樹さんが「黄色い牙」で直木賞を受賞した時もマタギの世界を題材としていただけに・・・因果なものだなぁと感じました。
 
 (両方の作品とも、主人公が熊に足を食われたりする・・・熊谷さんは黄色い牙読んだ事ないのかなぁ?・・・マタギを題材にするとストーリーが似てしまう?)


 熊谷達也さんの作品「邂逅の森」は、これだけを読んで感想を書く事は難しい。


 熊谷さんの落款が「熊の手」であるように熊にこだわりを持っている。

 http://blogs.yahoo.co.jp/kesennumajan99/26851053.html

 デビュー作「ウエンカムイの爪」「山背郷」「漂泊の牙」「相剋の森」「邂逅の森」と順番に読んでいけば・・・おーなるほど・・・少し繋がってたりするのね!!って解ると思いますよ。

 何年か前に、父と私たち家族で秋田の阿仁に行き、熊牧場やマタギ資料館等を訪ね、マタギの世界を堪能したのを思い出した。

 凄く遠かった・・・・懐かしい・・・・


 「モビィ・ドール」はDVD「ディープブルー」(2003年イギリス)を見てから読んだ方がイメージが浮かびやすいよ。
     参考まで・・・・